たまにしか写真を撮らない「時々かめらまん」。日本とブラジルで時々撮った写真をUPします。ご笑覧いただけると幸いです。

みなさんはどんなフォーカシングスクリーンがお好みですか。
えっ? オートフォーカス(AF)だから関係ない? あ、デジカメでしたもんね、失礼いたしました・・(汗)。えっ?デジカメだけどマウントアダプターで色々なレンズをマニュアルフォーカス(MF)で使うからこだわってる? ミノルタMスクリーンだぜ、とか、やっぱりTalbergで決まり、とか・・。そうでしょう、そうでしょう。ピント合わせの命ですもんね・・・(笑)。
というわけで、このフォーカシングスクリーン、AFならどうでもいいのだろうが、MFの場合はこだわりの対象である。大昔の銀塩一眼レフは交換できないカメラが普通だったが、だんだんゼイタクになっていき、スクリーン交換式が当たり前になっていった。しかもメーカーごとに違うレンズマウントよりさらにタチが悪く、同じメーカーでもカメラの機種ごとに違ったりして、お目当てのスクリーンを見つけるのは出回った数が少ないことも手伝って一苦労するのである。
当初は中央マイクロプリズム式が一般的だったが、その後、中央にスプリットイメージ、その外周がマイクロプリズムというスプリット・マイクロプリズム型がポピュラーになった。コンタックスで言えば前者はRTS IIのころまで、RTS III以降は後者が標準であり、私のRXもAriaもスプリット・マイクロプリズム型が標準でついて来た。たしかにこのタイプ、一番汎用的とは思うが、なかなかどうしてピントがうまく合わないとスクリーンのせいにして・・(汗)、違うタイプのものを試したくなる・・・。
これらスプリットイメージやマイクロプリズムは絞り開放F4ぐらいまで使えると言われているものの、実際はF4だと目の位置がちょっとずれると黒く翳りやすく、F4より暗いレンズだと邪魔なばかり。そこで登場するのが全面マットというタイプ。Mutar IIを併用した180mmF2.8(実質F5.6)とか300mmF4(実質F8)などはこの方が合わせ易い。また、マクロレンズで接写するときにマイクロプリズムの感度が高すぎて合わせにくい場合にも重宝する。ただし、被写界深度の深い広角レンズではピントの山がわかりづらい。全面マットを常用している方もいらっしゃるようだが、私は必要なときだけ全面マットに交換している。
実はひそかに好みなのはコンビネーション・マイクロというタイプ。これは中央に標準よりも感度の高いマイクロプリズムがあり、その外周に感度の低いマイクロプリズムを配したもの。中央でF2.8、その外周でF5.6ぐらいまで対応できるので、F1.4からF4クラスのレンズまでオールマイティに使える。どうもペンタックスSPやコンタックスRTSなど中央マイクロプリズム式のスクリーンを使ってきたので、スプリットイメージよりもマイクロプリズムの方が心地よいのである。ただ残念ながらこのタイプはRX用にはあるがAria用にはない。
ま、そんなわけで、最近は、RXはコンビネーション・マイクロ、Ariaは標準のスプリット・マイクロプリズムを常用していて、それぞれ必要なときに全面マットに交換するというパターンである。
最近はカタログ入手もままならないので、以下に型番を記しておく。
FUシリーズ(167MT、S2、S2b、Aria用)
FU-3 45°スプリット・マイクロプリズム
FU-4 水平スプリット・マイクロプリズム(標準)
FU-5 全面マット
FU-6 方眼マット
FWシリーズ(AX、ST、RX、RX II用)
FW-1 水平スプリット・マイクロプリズム(標準)
FW-2 コンビネーション・マイクロ
FW-3 全面マット
FW-4 方眼マット
FW-5 クロススケール
型番の数字とスクリーンのタイプがFUとFWで異なるのでややこしい(怒)。ちなみにRTS II用はFS-なんとか、という型番でFUと同様の番号系列だがもっと種類が多い。RTS III用はFV-なんとか、という型番でFWと全く同じ番号系列。FV-1~5があり、FW-1~5と全く同じタイプである。ただし型番の違いどおりそれぞれの機種専用であり併用はできない。
しかしこういう型番を丸暗記していてヤフオクの出品に一喜一憂する自分が情けない・・(汗)。
テーマ:カメラ話、写真話。 - ジャンル:写真
- 2005/11/22(火) 01:12:48|
- アクセサリーの話
-
| トラックバック:0
-
| コメント:8
私は三脚がきらいである。なぜならメンドーくさい(笑)。持ち運ぶのも、開いたり閉じたりするのも・・。しかも目的が消極的である。「ブレないために・・」だなんて。
カメラブレを防ぐだけなら、脇を締めて息を止めて、できれば何かに寄りかかって、あるいは地べたに座って両膝に両肘をついて、などなど、手持ちでもある程度がんばれる。ISO400のフィルム&明るい単焦点レンズなら夜景だってそんなに極端なスローシャッターにはならない。
というわけで、三十数年前の中学生のとき買った三脚をどうしても必要なときだけ使ってきた。日ごろ「買うの迷ってるんだったらヤメたら?」とか「このあいだ買ったからもういいでしょ?」と物欲にことごとくブレーキを踏んでくださるカミサンをして「いいかげん買い換えたら?」と言わしめたこの三脚、自分としては気に入っていて、一時、ゴム足が劣化して紛失したりして、サービスパーツもないだろうから買い換えるか、と思った矢先にホームセンターでぴったりのゴム足を発見し、75円×3個で復活・延命してしまったりして今まできた。

こいつはスリックお得意のフリーターン雲台で、その部分はクイックシューも兼ねていて結構気に入っていたのだが、いかんせん4段タイプなので高さは低いし一番下の足は細くて弱っちいし、脚は固定したつもりでも緩んできたり、ということで、次に買うなら以下のような条件かな、と考えていた。
1) フリーターン雲台のように一本の棒で左右の回転と前後のティルトができるもの
2) クイックシューがついているもの
3) 3段で十分な高さのあるもの
4) レバーで脚を固定するタイプのもの
5) 2kg程度の重量に耐えられるもの(RX+TT4/300相当)
カタログを熟読して備えたつもりだったが、店員さんからアドバイスされるうちに、ことごとくこの条件とは違うものを買うことになってしまった。
1) こういう雲台は鳥を追っかけたり子供さんを撮ったりするにはいいものの、風景主体ならかえって使いにくい。なるほど店頭で色々触って見ると、一般的な3ウェイ雲台の方がじっくり撮るなら使いやすい、ということがわかった。
2) クイックシューが最初から雲台についているタイプはシューをなくすとどうしようもなくなる。しかも高級な機種じゃないとガタが出やすいようだ。普通のネジ止めタイプでも、三脚のカメラ取り付け面を90°立てた状態でカメラを取り付ければ、カメラの三脚穴を傷つけずにすむ。クイックシューがどうしても必要なら、後からしっかりしたものを(やや高価ではあるが)買った方がマシ、ということらしい。
3) さすがにこれは3段じゃないと自分にあった高さにはならない、とあらためて確認できた。
4)レバー式は固定が確実なのは確かだが、普通のタイプでも昔のやつと違って、そんなに力を入れて締めなくてもしっかり固定される。むしろ、三脚を広げるとき、レバー式よりいっぺんに全段を緩められる(まとめて握って緩める)通常タイプの方が操作が早い、ということがわかった。
5)最大重量2kgだと三脚の重さは1.5kg程度となって今より軽くなるが、造りがイマイチちゃちなやつが多い。しかも今のと同様やや安定感に欠く感じがして、どうせ買うならブレる心配が少ないもう少し大きいタイプにすべき、と感じた。
というわけで、三脚はできるだけ軽い方がいい、ただ後者の1)~5)の条件を満足するものを買うべき、となって、気がついたらベルボンのネオ・カルマーニュ530というベストセラーをつかんでいた。いわゆる最近はやりのカーボン三脚というやつである。特に4)に関連して、こいつは脚の回転止め機構によって脚を伸ばすときに上段のパイプが回転しないので下段側から締めてもOK、という特長が気に入った。脚をまとめて握っていっぺんに緩めておき、脚の先端を持って一気に伸ばした後、先端に近い下段側から締めていける、ということで、ほんのちょっとしたことだが、動作に全く無駄がなくなるのである。

「あら、もっと軽いヤツを買うんじゃなかったの?」「えっ、そんなに高いヤツを買ったの?何それ・・(怒)」と言われはしたが、まあ、せっかく買うのだからいいものを、という意味では十分満足のいく買い物となった。
ちょっと試しに使ってみたが、非常に使いやすい。開いたり閉じたりが今までよりも相当スピーディーに行えるようになった。実に快適である。とはいえ持ち運びのメンドーさは変わらないので、これからもそんなに頻度高く使うことはないだろうが、イザというときは頼れる存在、となりそうである。
ま、これから三十数年も使うわけではないだろうが・・・(爆)。
テーマ:カメラ話、写真話。 - ジャンル:写真
- 2005/12/20(火) 00:51:14|
- アクセサリーの話
-
| トラックバック:0
-
| コメント:10
ファインダーの接眼窓に付けて2倍ぐらいに拡大されることによってピント合わせの精度を高めるアダプター。ただし今どきの視野全体が1.2倍ぐらいに拡大されるやつと違って視野は中央に限定される。コンタックス純正では末尾にNがつく新型とつかない旧型とあり、これは丸型ファインダーに対応していない旧型の方。ファインダーが丸型のRTS III、AX、STには使えないがそれらの機種は手元にないので問題な~し! この旧型マグニファイアーを理由にそれらのボディに逝ってしまうのを防ぐ効果もある・・(笑)。旧型なので格安で手に入れることができた。

で、なぜこいつを買ったかって? 私もつい最近まで精密複写に使うようなこんなアクセサリーに全く興味はなかったのです。ま、めちゃ安で売っていたのを見つけたから、ということではあるのですが、実はちょっと意外な使い道を思いついて・・・。
(つづく)
テーマ:カメラ話、写真話。 - ジャンル:写真
- 2005/12/27(火) 00:06:31|
- アクセサリーの話
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
サードパーティのフードをあれこれ物色していたら、こんなのに遭遇・・(喜)。
http://www.un-ltd.co.jp/products/contax/index.html
オープン価格とのことで実売価格がよくわからないが、アダプターリング、メタルフード共、4千円内外らしい・・。
テーマ:カメラ話、写真話。 - ジャンル:写真
- 2006/07/16(日) 12:49:03|
- アクセサリーの話
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6
次のページ