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うっちーの時々かめらまん

たまにしか写真を撮らない「時々かめらまん」。日本とブラジルで時々撮った写真をUPします。ご笑覧いただけると幸いです。

フィルムスキャナーの使い方(10)風景写真のスキャン


典型的な風景写真に、抜けるような青空に深い緑の森、というモチーフがあると思うが、その魅力をちょっと強調するスキャン方法について。


まず、自動設定のままスキャン。


CONTAX RTS II ML 35mm F2.8 F8 AE REALA ACE 100
青空はやや緑色がかっているし、森の緑もくすんでいる。




ネガからのスキャンは色が偏りやすいので、元画像は黄色っぽいと判断し、青を全体に強調したレタッチの例。空は綺麗な色になったが、緑はくすんだままだし、全体的に青っぽくなりすぎて、やや不自然な感じがする。

そこで、トーンカーブ補正を活用。青のトーンカーブをS字型に補正。明るい空は青を強調し、暗いところ(たとえば影の部分)が青っぽくなることを防ぐ。次に赤のトーンカーブをJ字型に補正。森の緑はかなり暗いので、森の色から赤を弱める=緑を強調する、という補正になる。緑のトーンカーブを補正する手もあるが、赤を補正した方が好みの色調になることが多かった。くすんだ色に見える原因が赤の過剰さにあるからではないかと思う。



以上の補正を加えた画像。風景写真らしい鮮やかさが出てきたと思う。元画像によって好みの補正量が異なる場合が多いので、補正量を変えた例を2,3登録しておいて、その中から選ぶようにすると作業も早い。ポジに比べてネガの発色は鮮やかさに欠ける場合が多いが、こういう補正をすると華やかな色にすることができる。

やり過ぎは不自然になるので、ちょっと補正し足りないかな、ぐらいにとどめておくのが賢明ではあるが、せっかく快晴で風景を撮ったのに色が冴えないな、というときにお勧めの補正である。



Tag : ML35/2.8

  1. 2007/09/21(金) 20:00:00|
  2. スキャン&レタッチの話
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幕末古写真ジェネレーター


ネットで面白いものを見つけた。その名も「幕末古写真ジェネレーター
」。どんな写真も幕末に撮ったかのごとく古めかしくしてくれる。


というわけで、さっそく・・。






元の写真はこちら。


Leica M3 Summaron 35mm F2.8 F8 1/250 PN400N


なかなかよくできていて、いかにも、という雰囲気になる・・(笑)。



Tag : Summaron35/2.8

  1. 2008/05/01(木) 20:00:00|
  2. スキャン&レタッチの話
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ティルト


建造物の撮影などで自然な形になるようパースペクティブを調整するアオリ機能は、シフト、ライズフォール、スイング、ティルトに大別され、蛇腹を使った大型カメラが得意とするところである。35mmカメラでもシフト機能を有するレンズは交換レンズシステムに備える場合があり、コンタックスの場合もPCディスタゴン35mmF2.8がそれである。建物が台形になるような仰ぎ見る角度で撮影する際、シフト機能によって被写体をスクエアな形に補正することができる。ただ、ティルト機能も具備となるとキヤノンのTS-E24mmF3.5Lなど、今まではごく一部しかなかった。しかしながらレタッチでは簡単に実現できないとしてティルト機能が見直されたのか、最近になってニコンがティルト&シフト機能を有するレンズを24mmF3.5、45mmF2.8、85mmF2.8の3本一挙に製品化している。キヤノンも対抗して、従来からの24mmF3.5に加え、17mmF4、45mmF2.8、90mmF2.8をラインナップした。ティルト機能とは、レンズの軸を折り曲げることによってピントの合う範囲を前後に広くしたり逆に狭くしたりすることであり、集合写真において最前列から最後列までピントが合うようにしたり、斜め上から俯瞰した風景などでピントの合う範囲を狭くしてミニチュアモデルのような感じにするなどの使い方がある。

さて、今回はそれら高価な特殊レンズの話ではなく、ティルトのミニチュア効果をレタッチで得られるという耳寄りなお話。ひょんなことからミニチュア効果を実現するソフトを見つけた。


URLはこちら


さっそくやってみた。




CONTAX RTS Distagon T* 21mm F2.8 F8 AE PN400N




CONTAX RTS Planar T* 50mm F1.4 F8 AE REALA ACE 100




CONTAX RTS II + W-3 Mirotar T* 500mm F8 F8 AE PN400N


いやぁ、ゴキゲン!(嬉) 3枚目の小湊鉄道なんか、鉄道模型の写真だと言っても信じてもらえるかも(笑)。クロチャンさんのアオリ写真をうらやましく思っていたのだが、こんな形でキャッチアップできるとは思ってもいなかった・・。


ぜひお試しあれ。



Tag : Planar50/1.4 Distagon21/2.8 Mirotar500/8

  1. 2009/08/22(土) 20:00:00|
  2. スキャン&レタッチの話
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フィルムスキャナーの使い方(11)色補正


久しぶりにスキャナー話である。もう今どきフィルムスキャンする人などいないのではないかと思っていたが、スキャナー任せの設定で満足できない時どうするか、という悩みを抱えておられる同好の士もいらっしゃるようなので、今回はそのあたりの補正、特に色補正について書いてみたい。色補正といっても積極的に特殊な色合いに変える操作ではなく、あくまでもスキャンをしてみたら元画像と違って色がおかしくなってしまったのをどう補正するか、というケースである。

まず、パソコンのモニターはしっかりしたものを選び、カラーバランスや明るさをきちんと調整する。モニターの色再現性や明るさの設定がいい加減だと色合いを正確に把握できず、ひいては補正しても、好みの色合いになったのかどうか判断しにくい。それと、ブログ記事に使う写真であれば、できれば複数のパソコン、たとえば自宅と会社のパソコンで同一画像の見え方がどの程度変わるか、時々チェックすることもお勧めする。自宅のパソコンだといい色なのに、会社のパソコンで見たら色がどぎつ過ぎた、などということも起こりうるからである。
一方、プリントアウトに使う画像であれば、実際に使うプリンターでプリントアウトして、画面表示とプリントとの色の違いをよく把握するのは必須である。両者が一致するのが理想だが、なかなかそうもいかない。色の違いだけでなく、明るさやコントラストの感じが異なる場合もよくある。
さて、つぎにいよいよ気に入った色合いに色補正する方法だが、これは補正前の画像が「何色に偏っているか」を見極めることが一番重要である。光の三原色は、赤、緑、青である。赤が少なければ緑っぽくなるので赤と緑は補完関係にあるが、青が少ないと黄色っぽくなる。したがって、まず、赤~緑、青~黄色の2つのグループを考え、それぞれがニュートラルな色合いになるように補正する。赤っぽければ、赤を減らすand/or緑を増やす、黄色っぽければ青を増やす、などの補正である。これが基本で、あとはこの補正を明るい部分だけにする、とか、暗い部分だけにする、といった応用で細かく補正していくことになる。たとえば緑豊かな風景写真であれば、暗い部分だけ赤を減らすことで木々の緑を強調する、などは典型例である。

で、まずはこちら。



CONTAX RTSIII Vario-Sonnar T* 80-200mm F4 F5.6 AE PN400N
何色に偏っていると感じるだろうか。ワタシは赤色に偏っているかな、と感じたので、赤を減らすレタッチ。





で、こんな感じ。もう日が暮れかかっているのでコントラストや彩度には乏しいが、とりあえず色合いはナチュラルな感じになったと思う。


次にこちら。




CONTAX ST Vario-Sonnar T* 80-200mm F4 F8 AE PN400N
黄色っぽいと感じたので、ハイライトと中間調で青を増やす補正。加えて緑を鮮やかにするためにシャドウと中間調の赤を減らすレタッチ。空が緑っぽいのでハイライトと中間調の緑を減らす。




ちょっと青っぽいかな、という気もするが、まあ、元よりはよくなっているのでは。



最後に、明るさも補正した例。




CONTAX RTSIII Vario-Sonnar T* 80-200mm F4 F5.6 AE PN400N
ほんの少し、青っぽいかな、と感じたので、青を減らすレタッチ。加えて、ボヤっとした感じを減らすために明るさをちょっと暗いほうへ補正。





コントラストを強めると階調が失われるので、明るさをちょっと落とすことでコントラストを強めたのと同等の効果を狙った次第。よく使う手口である(笑)。ま、それはともかく、わずかに青っぽさを減らした効果も出ていると思う。


以上、スキャン後の色補正について触れてみた。もちろん今回紹介したパターンだけでなく様々な色補正があると思うが、要は「何色に偏っているか」を見極めることに尽きると思う。それさえつかめればこっちのもの、というのが、今までスキャンしてきた実感である。



Tag : Vario-Sonnar80-200/4

  1. 2009/11/28(土) 20:00:00|
  2. スキャン&レタッチの話
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EPSON GT-X970


今回の単身赴任で頭を悩ましたネタのひとつがスキャナー。この春にパソコンを更新してOSがWindows7に
なった結果、KONICA MINOLTA DIMAGE Scan Elite 5400 IIは新しいパソコンでは使えず、スキャンのみ
古いパソコンで行っていた。今回の単身赴任で持参するのは当然新しい方のパソコン。そうなると
Windows7で動くスキャナーが欲しくなる。




結局、フラットベッドスキャナーながらフィルムスキャンでも定評のあるエプソンのGT-X970を導入した。
ニコンのフィルムスキャナーは皆製造中止になっていて、ドライバーソフトもVistaまでで7には対応して
おらず、エプソンのフィルムスキャナーF-3200も製造中止(ただしソフトは7対応が手に入る)・・。
改めてフィルムスキャナーの選択肢が限られていることを実感した。

というわけで、さっそく使ってみたので、ファーストインプレッションを少し。

5400IIに比べていいところは、

1)スキャン範囲が正確
プレビューで設定したスキャン範囲が正確に反映される。当たり前のようだが、5400IIでは少しズレる。

2)カラーバランスが秀逸
ネガカラーのスキャンは色が狂いやすいのだが極めて正確。スキャン後に色補正する必要がほとんどない。
5400IIのバグと思われる帯状変色も当然なし。ただちょっとアンダー気味になることがあり、
明るさ補正の頻度は5400IIより多いかも。

3)一度にたくさんスキャンできる
24コマ(4列分)の中から選べる。5400IIは1列分の6コマ。

4)色々なサイズのフィルムをスキャンできる
35mmだけでなく、ブローニーや4x5、果ては8x10までスキャンできる。スキャナーが対応したから大判に
逝っちゃう!?

一方で5400IIに比べて劣っているのは、

1)ソフトが遅い
Windows7に対応しているドライバーにバージョンアップしたが、それでも遅い。

2)スキャンが遅い
粒状性補正、Digital ICEをONにすると1コマ当たり5~6分というところで5400IIと大差はないが、
ソフトが遅いこともあってスキャン作業トータルは遅く感じる。

3)スキャンサイズが少しばらつく
ブログに使うサイズの4倍の2304x1536でスキャンするように設定しているが、結果は時々2300x1532だったり
2307x1538だったりする。何がその原因なのかはよくわからないが、1/4にリサイズするので特に問題はない
もののちょっと気持ち悪い・・。

というわけで、まあ色々と細かい違いはあるものの、24コマの中からスキャン対象を選んで何枚もまとめて
スキャンする、いわばバッチ処理のようにスキャンすればスキャン時間の長さはそれほど気にならず、
画質のよい有益なスキャナーとして活躍が期待できそうだ。

実は今回の夏の北海道シリーズからGT-X970を使い始めているのである。



  1. 2010/08/28(土) 20:00:00|
  2. スキャン&レタッチの話
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